AIツールを活用したリサーチの効率化

Kaname

2024/09/02

Google検索を使っていると仕事が遅くなります(65%増しぐらい!)

AIの活用でリサーチにかける時間を大幅に短縮させる方法を徹底解説 ⬇️

つい最近までネット検索といえばGoogle一択でしたが(またはYahoo)、その多様化が急激に進んでいます。

あなたもGoogleで検索せずに、直接AmazonやYoutubeで検索することも増えてきたのではないですか?

生成AIの登場により状況がさらに複雑化し、Google検索だけで終わらせるリサーチはもはや時代遅れです。

なのに今でもほとんどの人が、仕事でリサーチをする際にはGoogleのみを使っています。

ChatGPTとGoogleの比較研究によると、Google検索は65%多くの時間を要するのに結果の質もChatGPTと大差ないことがわかっています。

ChatGPTの使用は生成AI検索の第一ステップでしかありません。

検索の目的によってツールを使い分けることで大幅な効率アップが可能になります。

  1. よく訪れるサイトへの移動 → Google
  2. ファクトチェック、その他のウェブ上の移動 → Perplexity
  3. 網羅性重視のファクトチェック → Genspark
  4. 学習・勉強 → STORMまたはYoutube/記事からのChatGPT/Claude

Google検索は検索意図によってDo-Know-Go-Buyに大別されることが多いです。

しかし、生成AI検索の場合は必要な情報量により使い分けた方がいいと思います。


1. よく訪れるサイトへの移動 → Google

しょっちゅう訪れるサイトへの移動は難しく考える必要はないです。

ショートカットやGoogle検索など古典的な方法を使うのが最も効率的です。

2. ファクトチェック、その他のウェブ上の移動 → Perplexity

求める情報が明確かつ量が少ない場合はどうでしょう?

「Chocozapは何店舗あるの」や「マクドナルドのメニュー」などを検索したい場合ですね。

この場合はPerplexityのようなツールの使用をお勧めします。

PerplexityはGoogleでの検索結果が勝手に生成AIに与えられて、質問の答えを抽出してくれるので求める情報までに一直線に辿り着けます。

Googleで検索する場合は運が良くない限りは複数のリンクを開いて答えを探す必要があります。

検索の答えが単純な場合はPerplexityを使用することで、ワンクリックで信頼性の高い情報を迅速に得ることができます。

Bing chatも似たツールになりますが個人的には使いやすさ及び検索結果の正確性もPerplexityの方が高いと感じています。

3. 網羅性重視のファクトチェック → Genspark

「スクワット300キロを達成した80代の人間はいるか」などのような検索はどうでしょう?

何かの存在を確認したい場合など、より網羅性を担保したい場合はGensparkのようなツールを使用することをお勧めします。

基本的な仕組みはPerplexityに似ていますが、Gensparkの方がより多くの観点から検索をかけます。

なので、より踏み込んだ検索結果を出してくれますが応答速度はPerplexityより遅いです。

4. 学習・勉強 → STORMまたはYoutube/記事からのChatGPT/Claude

あるトピックについて学びたいケースや特定の業界についてレポートをまとめたい場合はどうでしょう?

PerplexityやGenparkでは少し物足りなく感じる可能性があります。

もし、調べたいトピック・業界がニッチな内容かつそのトピックに関するど素人であるのであればSTORMを試してみてください。

Stanfordが開発したWikipediaのような記事を自動生成する無料のツールです。

使ってみればわかりますが、生成結果の量はすごいです。

しかし、よく読んでみると表面的な整理にとどまっていることが多いため、トピックについて少しでも知識がある場合はお勧めできません。

例外として、そのトピックについてレポートをまとめる場合には生成結果を叩きにすることで大枠や論点の整理に必要な時間を大幅に短縮できます。

Youtubeは活用されていない情報の宝庫です。

トピックの解説動画や記事をChatGPTやClaudeに貼り付けて整理させたり、練習問題を出力させることで、効率的に情報を得ることができます。

Youtubeであれば動画の自動生成字幕を使うのがおすすめです。

動画を検索する際にはFilmotのようなサービスを使って直接字幕に検索をかけることもできます。

注意点:AIが知ったかぶりをするリスクは完全にゼロではないので、Perplexityのように引用先をしっかり表示するツールを使い、必ず引用先を確認することを忘れないでください。

この確認作業を入れてもAIを上手く活用できればリサーチにかかる時間を大幅に短縮できます。

AIを活用することで、リサーチの効率を大幅に向上させることができます。

参考文献